2012年10月31日水曜日

Pさんの雌鶏

ある晴れた朝、Pさんは市場に出かけたとき、美味しそうな鶏を見つけました。
「ご主人、この鶏はいくらだい?」
「これは雌鶏だから肉代が5ドル、卵代が銀貨10ドル、合わせて15ドルでいいよ。」
Pさんは15ドルを払って、鶏を抱えてホクホク顏で家に帰りました。
「ハニー、雌鶏を買ってきたぞ。これから卵がいっぱい食べられる。」
Pさんがそういうと、P夫人は呆れた顔で言いました。
「ダーリン、それは雌鶏じゃなくて雄鶏よ。卵は産まないわ。」
そうです、Pさんは5ドルの雄鶏を15ドルで売りつけられていたのです。気づいても後の祭り、市場に店はなく、主人は逃げおおせてました。
「どうするのダーリン?」
P夫人はからかい半分でそう聞きます。


2012年10月26日金曜日

のびる会社の社長の部屋はキレイ?

友達の中で、この人の部屋はキレイそうだな、ってひとはスグにわかるものです。実際に家に行くと、そういう人の部屋はいつ行ってもキレイに掃除されています。しかもたまたまそういう人の実家なんかに行く機会があると実家も掃除が行き届いてたりします。おそらく、部屋をキレイにするということが小さい頃からの習慣として身に染みついているのでしょう。そういう人はキレイな部屋を維持することを苦に感じたりしないものです。

逆に、部屋がちらかっていそうな友達も一目でわかります。そういう人の家に行くと、たとえ一回目に行ったときはキレイに掃除してたとしても、二回三回と遊びに行くうちに私が来ることにだんだん慣れてきて、ついにはいつ行っても散らかったままになったりします。きっと最初は一念発起したのでしょう。でも、散らかしグセは身についたものなので、簡単には治らないし、隙あらば洗濯物はソファーを埋め尽くそうと、書類はデスクに積み上がろうとするようです。

2012年10月24日水曜日

バブル、バブル、またバブル・・・今のアメリカはやっぱりバブル?

サブプライムショックのとき、貧乏人から金を毟り取ろうとしたしっぺ返しで世界は本当に痛い目に遭いました。ここにきてダウは、また史上最高値に迫ろうとしてますが、よく考えたらあれからまだ4年しか経っていません。その間、ユーロ危機や東日本大震災といろいろあって、もう遥か昔の話のように感じられますが・・・

サブプライムショックは、リーマン・ショックもコミコミで、ごくごくありがちな不動産バブルでした。規模こそ水爆級の超ショックでしたが、その中身は不動産価格上昇と不動産投資法人の永久機関がレバレッジをどんどん押し上げて、不動産の下落局面入りしたことでゼンマイが壊れて永久機関が急激に逆回転したという、20世紀初頭から何度も、何度も、何度も繰り返されてきた典型的なバブルの崩壊でした。ただし一点だけ、多くのバブルとは大きく異なる点があります。