新造ケープサイズ(鉄鋼原料船)の竣工ペースが大幅に鈍化している。日本郵船によると、1-2月の竣工量は19隻と前年同期の半減以下のペース。2月に限ると竣工隻数は6隻と同15隻に比べ大幅に減少した。船価水準は依然高いものの、新造船の竣工が一巡、通年でも昨年に比べ半減以下の100隻を下回る見込みだ。
鉄鋼需要はかなり低迷しているにもかかわらず、ケープサイズの輸送能力は2009年と比較して6割も増えています。当然運賃市況も係船ポイント割れのになってますが、運賃市況が悪化すれば新造船の竣工はいずれ鈍化するのが道理で、ようやくその時期がきつつあるようです。