2013年4月30日火曜日

iPS研究者のみなさんも気にしてる?!日本版NIHがバイオ業界に及ぼす影響

先日、iPS研究の公開シンポジウムに行ってきました。政府肝いりのプロジェクトだけあって、私の専門分野とは比較にならないスゴイ賑わい、しかも報道のカメラや記者さんまで聴きにきてて、立ち見御免の大人気シンポジウムでした。

そんな中私はというと、実はあんまり興味がなかったのですが、ちょうど有給とって遊びに行く途中の駅近くが会場だったので、知り合いにお願いして申し込みしてもらいました。投資のネタを探しに…結果からいうと、ひとつも投資のネタになりそうな話はありませんでしたが…(笑)

でもそんな中で、研究者さんたちがすごく気にしていた話題があります。それが「日本版NIH」の話。

2013年4月27日土曜日

バブルは必ずやってくる、それだけは断言できる

「日本株は5合目を過ぎたと思う」

最近、とある個人投資家のスカイプ友達と久々にお話をしたのですが、そのとき彼は上のようなことを口にしてました。今時分に5合目過ぎたなんてわりと悠長だなあと思いつつ、いろいろ話をしてみたら意外と意見が合ってビックリ。

まず第一に彼もかねがね「金融緩和のみでもドル円100円、日経平均13000円は一瞬で届く」と言っていたこと。私自身もみんかぶで去年の9月26日の日記のコメントに対するリプライで、自信なく書いてます。当時こんなことを言うと頭がおかしいと思われましたが(彼はお構いなしで言ってましたが)、今これをバカにするひとは一人もいません。だって、ホントにそうなっちゃったから。

第二に、黒田総裁を含む安倍政権が金融と外交の舵取りを間違えなければドル円の目処は福井レートの110円で、その場合の日経平均は2007年の18000円が峠になるという話。米経済が堅調であることが必要条件ですが、安倍さんがミスをしなければその辺までは行くのではないかと。そこまでは「バブル」ではなく必然という点でも同意見でした。

2013年4月15日月曜日

映画「クラウド アトラス」を観てなぜか号泣

今日はウォシャウスキー姉弟とトム・ティクヴァの共同監督映画「クラウド アトラス」を観てきました。(日記風の書き出し)


噂通りの複雑な映画(※私にとっては)で、開始10分で「今日疲れてるし、メンタルもかなり不健康だから集中できないし・・・英語も字幕も頭に入ってこない・・・これが160分以上続くとか無理かも・・・」と不安になる出だし。6つの時代がまるでコラージュの様に次々と現れては消え、未完成なトレーラーを観てる気分でした。噂では「絶対に原作読んで観た方がわかりやすい!」らしいのですが・・・映画のために小説を700ページも読む気はしないので当然予習なし・・・正直この時点では、別の映画にしとけばよかったとちょっと後悔。

2013年4月12日金曜日

乾新悟・乾汽船社長/ノンアルコールデー150日目指す

日本海事新聞 2012年4月12日(火)
 2001年6月の就任から13年目を迎えた乾新悟・乾汽船社長。
 「不況の地獄を2回、好況の天国を1回、経験しました。あと1回ぐらい天国があればいいのですが」と笑顔で語る。
 毎年、年初に金融機関各行を訪問した際に受けた印象で1年を占うという。今年は人出が多く、人々の表情も朗らかで「暗かった昨年と大違い」だった。昨年末の政権交代以降、「空気が変わっているのを感じた」と話す。
 ただ、「まだ実体はなにも良くなっていない。厳しい環境が続くかもしれない」と気を引き締める。難局下で海運のトップにかかる重圧は大きい。最近、体調管理を目的に酒を控えており、昨年はノンアルコールデー120日を達成。「今年は150日を目指します」と宣言していた。


 9日に、「ハンディマックスとハンディサイズを何隻か新造用船する」と乾社長が言ってました。運賃市況はまだまだひどい状態ですが、乾社長の読みとしては「バルカーは世界的な船腹過剰だけど、酷いのは主にケープやパナで、中小型バルカーはそこまで悪くない。しかも世界のハンディサイズの大半は船齢が15年以上で廃船が近い。バラスト水管理の新条約に引っかかる旧船は半強制的に廃船になる。たとえ廃船しなくても燃費が悪い。底値の今のうちにエコシップを確保しておくかどうかが今後15年を分けることになる。」ということだそうです。なかなか面白い話でした。それに、上の記事にある様に肌で感じた「空気が変わっている感じ」はとても重要です。
 中国発の「好況の天国」のとき、本当に素晴らしい舵取りで乾汽船は商船三井と共に最高のパフォーマンスを上げました。そして今は未曾有の「不況の地獄」ですが、この地獄をどう乗り切るかで若社長の真価が問われるでしょう。乾新悟社長はまだ42歳と若いしいわゆる世襲社長ですが、もしかしたらなかなかの傑物かもしれません。長く経営に携わるためにも今年もお酒はほどほどにして、15年後には大社長になっていてほしいなあ。

2013年4月9日火曜日

止まらないバルカー新造発注/13隻成約が表面化。ケープ8隻、供給過剰再び危惧

日本海事新聞 2012年4月9日(火)
 バルカーの新造発注が止まらない。先週1週間で13隻の成約が表面化した。そのうちケープサイズが8隻を占め、ケープサイズ新造発注隻数が顕著に積み上がっている。近い将来のドライ市況回復をにらんだ新造発注とみられるが、発注が積み上がれば市況回復の足かせとなる可能性が高まる。ドライバルク関係者の間では、投機発注を危惧する声が次第に強まっている。

 タンカー王のジョン・フレドリクセンは去年の中頃に大量の海洋石油プラットフォームとLNG船を発注して話題になりましたが、今度はケープサイズバルカーを底値で拾おうと画策しているみたいです。他にも、ケープサイズをはじめバルカー新造の受注を造船各社が受け始めているという話を最近よく耳にします。しかも、去年末まではハンディサイズやハンディマックスが中心でしたが、ここにきてケープサイズの発注が積み上がってきているのが特徴的です。これらの発注は15−16年の船台に対して発注されているようなので、新造船を今発注しておけば竣工する頃には運賃市況は持ち直して損益分岐を超えている可能性が高いです。

 もう一つ注意しなければいけないのは戦争が起こるか起こらないか。中国は今のところ国内に大量の鉄鉱石と鋼材の在庫を抱えており、これが経済成長の足を引っ張っています。少なくとも習近平自身は北朝鮮の不安定化を望んでいないはずですが、大規模な戦闘が起これば中国はだぶついた鉄を一掃できる上、過剰になった生産力も回りだします。すると原料輸送が活発になるためケープサイズの船腹が不足し、運賃上昇で更にケープが生産されるため鉄が不足するといったサイクルが生まれるでしょう。しかも造船やハイテク産業ではライバルの韓国が機能不全に陥るので、凄まじい特需が中国に降ってくることになるでしょう。もしかしたら、そういった筋書きも既に想定されているかもしれないので、「今回もまた弱い犬が吠えている」と一笑に付すのは危険かもしれません。

2013年4月7日日曜日

海運大手/3年8カ月ぶり円安水準。損益改善効果200億円超

日本海事新聞 2012年4月8日(月)
5日の東京外国為替市場の円相場は、円売りが加速し為替は一時1ドル=97円台と2009年8月以来、3年8カ月ぶりの円安水準となった。日本銀行の金融緩和を受け、円売り・ドル買いが進んだことが主因。海運大手の2013年1-3月期の各社前提に比べ足元の為替は8-11円の円安。今後も円安が定着すれば今期は海運大手3社で前期比200億円超の損益改善効果につながる。一方、海運株は一部買われたものの、値下がり銘柄もあるなど、大幅続伸した日経平均に比べ伸び悩んだ。 

ちなみに為替前提は日本郵船が87円、商船三井が88円、川崎汽船が85円と、現在の為替水準1ドル=96〜97円と10円前後のひらきがあります。日本の外交海運はドル収入が8割前後を占めますので影響は甚大です。ただし、営業損益が赤字の船社ではむしろ円安がマイナスの影響を与える可能性もあり得るので注意が必要です。

「第二次朝鮮戦争」は本当に長期化しないのか?

巷では、韓国と北朝鮮が戦闘を再開するのではないかという物騒な噂が流れています。

戦争は兵士のみならず民間人の命も奪われる可能性が常につきまとうもので、あらゆる外交手段を講じて回避するべきもの、望むべきものではなく忌むべきものです。実際、オバマさんも習近平さんも「第二次朝鮮戦争」の勃発は望んでいませんので、外交での解決に努めるでしょう。しかし、だからといってそれは戦争にまつわるリスクに備えなくてよい理由にはなりません。北朝鮮の行動は日に日にエスカレートしており、韓国への攻撃に至れば否が応にもアメリカはこの戦争に巻き込まれてしまいます。戦争の起こる可能性が高まっているのならば、投資家はその戦争に向けてどう動くべきか予め考えておくべきでしょう。

2013年4月6日土曜日

Baltic Handysize Index (HBSI) 2013/03/27-2013/04/05

2013/03/27
Handysize      BHSI   547   (+2)

2013/03/28
Handysize      BHSI   547   (±0)

2013/04/02
Handysize      BHSI   542   (-5)

2013/04/03
Handysize      BHSI   537   (-5)

2013/04/04
Handysize      BHSI   529   (-8)

2013/04/05
Handysize      BHSI   525   (-4)

Handysizeは25連騰でおわり。
ただし、USDA在庫統計発表次第では上も下もあるので注意が必要。

2013年4月5日金曜日

海運・造船関係の事実の羅列

世界的にみて、
鋼材市況は過剰供給が原因で依然下落基調のようです。
そうなると、当然石炭市況も軟調で、ここのところ大きく下げています。
非鉄を見ると銅もアルミも在庫増が鈍化して下落しています。
天然ガスはもう2年間も下げ続けています。
石油は歴史的に見れば高止まりの水準ですが、上げてはいないようです、今のところ。
金は半年前にピークアウトした可能性もありますが、わかりません。

用船市況は回復を続けていましたが、ここ数日を見ると、そろそろ一服かもしれません。
バルカー船価は新造船も中古船も横ばいかやや上昇基調の様に見えます。
石炭市況は悪いものの、石炭輸送向けのパナマックスの購入は活発化しています。
石油は下がってはいないものの、オイルタンカー市況は極めて厳しいようです。
LNGは輸送活発化の期待がありLNG船の新造や用船契約の話題がよく報じられています。
ただアフリカ諸国でのLNG開発に遅れが生じたため2014年は船腹が供給過剰になりそうです。

新造船発注は中国離れが加速し、ジャパン・プレミアムが回復してると今週も記事がありました。
韓国の海洋プラント受注は今年に入って大きく減ってますが、これから増えると言ってます。
大宇造船海洋は先月受注ゼロだったようで、ウォン高が響いているようです。
逆に日本の造船各社は、市況の底打ち感と円安傾向を見極めるため受注を手控えています。
既に先2年分以上の船台を完売した造船所もあるとのことで、非常に賢明な判断です。
韓国STXグループは1月に造船子会社STX OSVを伊フィンカンティエリに売却しました。
更に韓国最大の不定期船社STXパンオーシャンも売却しようとしましたが、応札無しでした。
日本の船社はまだわりと体力が残っているためバルカーの減船でなんとか乗り切れそうです。