つい一週間くらい前まで「ユーロ危機やらソブリン危機やら先の見えない時代だから、信じられるのは現物しかない。だから資源国通貨が買いだ!」とまことしやかに言っている方々がたくさんいたのを、みなさん、憶えていらっしゃるでしょうか?そんな話を信じてオーストラリアドルを買っていた方々は、オーストラリアの7月住宅建設許可件数をどんな気持ちで聞いたのでしょう。
ここ十年来のコモディティバブルは、原油高以外は明らかに中国の莫大な需要に後押しされたものでした。2009年に一時的に減少しましたが、その後は盛り返し、再び資源需要が拡大を続けていました。それが証拠に、2010年、2011年と中国のPPI(生産者物価指数)は高い伸びを示しています。これは、株安と4兆元景気刺激策によって溢れ出た資金が不動産にまわり、不動産バブルが促成されたためです。結果、不動産バブルによって鋼材等の需要も拡大し、コモディティバブルは延命、資源国通貨は息を吹き返したのでした。
ところが、今年に入って状況は一変しました。
2012年8月30日木曜日
2012年8月29日水曜日
2012年8月28日火曜日
西薗仁さん関連銘柄の投資判断
2012年8月27日月曜日
ROE(株主資本利益率)の魔力
ROEは、その企業が株主資本に対してどれだけ利益をあげたかを計る指標で、要は我々投資家が投資したお金をどれだけ効率的に活用したかを表しています。
もっと端的にいうならば、その企業が毎年どれだけ価値を増したかを表しているわけなので、極論すれば株価は一年毎にROEと同じだけ上昇するはずと概算できます。
ROEという指標自体は昔から存在しており、バフェットが最も重視する指標の一つとして有名ですが、最近になってまた注目され始めています。例えば最近雑誌で、「リーマン後の騰落率を見ると高ROE銘柄の平均は大幅プラスで、日経平均との乖離が非常に大きい」という、なんとも当たり前な結果が大々的に紹介されました。こんな記事を間に受けた個人投資家が「ROEだ!高ROE銘柄を狙え!!」と果敢にも高ROE銘柄や高ROE銘柄らしきものをド天井でフライングゲットして焼け野原になる様子が目に浮かぶわけですが…
ROEは間違いなく最も重要な指標のひとつです。
もっと端的にいうならば、その企業が毎年どれだけ価値を増したかを表しているわけなので、極論すれば株価は一年毎にROEと同じだけ上昇するはずと概算できます。
ROEという指標自体は昔から存在しており、バフェットが最も重視する指標の一つとして有名ですが、最近になってまた注目され始めています。例えば最近雑誌で、「リーマン後の騰落率を見ると高ROE銘柄の平均は大幅プラスで、日経平均との乖離が非常に大きい」という、なんとも当たり前な結果が大々的に紹介されました。こんな記事を間に受けた個人投資家が「ROEだ!高ROE銘柄を狙え!!」と果敢にも高ROE銘柄や高ROE銘柄らしきものをド天井でフライングゲットして焼け野原になる様子が目に浮かぶわけですが…
ROEは間違いなく最も重要な指標のひとつです。
2012年8月26日日曜日
私が海運株を買えない理由
今は一株も持ってませんが、私が一番好きなのは海運株です。
海運株では株初心者の頃からたくさん勝たせていただきました。
そしてその海運株は今歴史的な安値に突入しています。
歴史上、海運不況が起こる原因は大きく2つに分けられます。
1.急激な円高
2.船の需給バランスの崩壊
1980年代の海運不況はプラザ合意後の急激な円高が最大の要因です。
また20世紀初頭に起こった二回の海運不況は、日露戦争や第一次大戦時に民船徴用で需要が増えて
船を建造しすぎた反動が最大の原因だと言われています。
では、現在の海運不況の原因は何でしょう?
海運株では株初心者の頃からたくさん勝たせていただきました。
そしてその海運株は今歴史的な安値に突入しています。
歴史上、海運不況が起こる原因は大きく2つに分けられます。
1.急激な円高
2.船の需給バランスの崩壊
1980年代の海運不況はプラザ合意後の急激な円高が最大の要因です。
また20世紀初頭に起こった二回の海運不況は、日露戦争や第一次大戦時に民船徴用で需要が増えて
船を建造しすぎた反動が最大の原因だと言われています。
では、現在の海運不況の原因は何でしょう?
2012年8月24日金曜日
人民元を買いたいけど買うのがコワイ
先に言っておくと、私は以下のことをずっと昔から信じていません。
・人民元は絶対に上がる。共産党が倒れでもしない限り暴落はしない。
・日本国債は日本人が円建てで買ってるから絶対にデフォルトしない。
以上は、下がらない通貨は無いし通貨は必要以上に印刷したくなるものという信念と、踏み倒されない借金は無いし誰だって借金は踏み倒したくなるものという信念と、みんなが口をそろえて言っていることはだいたい正しくないという信念からです。
それはさておき人民元の購入のためにじぶん銀行の口座を開設しました。1人民元あたり往復80銭かかるのは覚悟の上でです。でもさすがにこれだけ景気刺激景気刺激言われると人民元には手を出しづらい。
去年「人民元は下がらないの?」といろんな賢い人に聞いた時はみんな口をそろえて「人民元は絶対に下がらない」と10個も20個も人民元が下がらない理由を聞かされてうんざりしましたが、正直1CNY=8JPY=0.1EURくらいの価値しか無いんじゃないかと思ってたし、今でもそう思ってる。・・・まあもとを正せば、「日本国債の金利が上昇して円が暴落するんじゃないか?」という不安から、円を避難させる通貨を探してたんですが・・・
避難先の候補は以下の3つ。
素晴らしきかな長期投資
長期投資の素晴らしさは、地合いで株価が値を下げることはむしろ大歓迎であるという点ではないでしょうか?地合いで下げただけならばそこが絶好の買い場。同じ理由で材料下げも一時的な材料ならば歓迎できます。
しかも長期投資だから時間はたくさんあります。1年で2倍とか3倍とか、そんなに頑張る必要はありません。平均+20%/年運用できれば10年で6倍、20年で28倍、30年後には200倍以上に・・・たった100万円の種銭でも数億の老後資金になって返ってくるかも?
・・・まあ、年+20%で運用するのが難しいんですけどね(笑)
(8/26に記入)
2012年8月23日木曜日
アルゴリズム取引でブラックマンデーの再来?
アルゴリズム取引がそろそろ大きな問題を引き起こすのではないかと最近不安になることがあります。
アルゴリズム取引は既にあらゆる市場に入り込んでいます。このことが中央銀行による介入を昔よりも困難にしているのではないでしょうか?例えば、介入によりボラティリティが急上昇すれば流動性が一時的に低下する可能性があるりますが、流動性の急激な低下は、アルゴリズム取引全盛の現代の市場においてフラッシュ・クラッシュを引き起こしかねません。一歩間違えばヘッジファンドや投資銀行を次々とふっ飛ばしてしまう危険性すら・・・。
アルゴリズムは日々洗練されており、1987年にプログラム売買がもたらしたといわれるブラックマンデーの様なことは起こらないだろうと言う人達もいたのに、実際、2010年5月6日には、流動性の急激な低下によってダウが数分間で1000ドル近く暴落したこともありました。結局のところ、ソロスがプログラム売買の危険性を指摘した20年間以上前から何も変わっておらず、売買高とリスクだけが膨らんでしまったんでしょうね。
(8/26に記入)
双日、伊藤忠商事、日本板硝子、旭硝子の投資判断
双日(2768)
2012年度、双日は純損失を出している。ただし2012年度も含め長期に渡り経常利益は出ており経営は悪くはない。PBRは0.5を切っており、株価も最高値の15%程度まで落ち込んでいることを考えれば、今後日本が景気回復の局面に入れば即座に反応し、株価は2~3倍になると考えらえられる。まだ下げるだろうが非常に面白い銘柄。
伊藤忠商事(8001)
ROEは伊藤忠商事が素晴らしい(20%超)。PERも低い(5%以下)。今後も数年にわたり伸び続け、5年以内に1200~1800円くらいの株価にはなっているだろう。ただし、PBRは1前後あり、最高値の30%まで値を下げた後に50%くらいまで戻してしまっている。ソブリン危機などの影響で一時的に再度500円前後まで押す局面は十分考えられるので、その場合10年程度の長期保有目的で少し買っておうかとも思う。だが5年で3000円まで戻す見込みが無ければ800円では面白みがない。
2012年8月3日金曜日
メディカル・ケア・サービスの投資判断
メディカル・ケア・サービス(2494)
・ROEが年々上昇し、30%を超えている。
・自己資本比率を年々積みましている。
・PERは5-6倍と長い間極めて低い水準に保たれている。
これは恐らく名証セントレックスであることが原因。
JASDAQや東証ならば今の地合でも9倍程度が妥当。
・東証の上場審査基準から、近日中に上場するだろう。
「流通株式時価増額10億円」→35億円
「連結純資産10億円」→25億円
「直近2年の経常利益総額5億円」→19億円
・ただし平均年収はあらゆる企業の中で最低水準。
・離職率もあらゆる企業の中で最低水準
・従業員数は非常に多く、平均年齢は高い。
・ツクイ vs メディケア で比較すると・・・
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