2012年度、双日は純損失を出している。ただし2012年度も含め長期に渡り経常利益は出ており経営は悪くはない。PBRは0.5を切っており、株価も最高値の15%程度まで落ち込んでいることを考えれば、今後日本が景気回復の局面に入れば即座に反応し、株価は2~3倍になると考えらえられる。まだ下げるだろうが非常に面白い銘柄。
伊藤忠商事(8001)
ROEは伊藤忠商事が素晴らしい(20%超)。PERも低い(5%以下)。今後も数年にわたり伸び続け、5年以内に1200~1800円くらいの株価にはなっているだろう。ただし、PBRは1前後あり、最高値の30%まで値を下げた後に50%くらいまで戻してしまっている。ソブリン危機などの影響で一時的に再度500円前後まで押す局面は十分考えられるので、その場合10年程度の長期保有目的で少し買っておうかとも思う。だが5年で3000円まで戻す見込みが無ければ800円では面白みがない。
日本板硝子(5202)
注目は日本板硝子。非常に決算が悪い。経常赤字も常態化している。しかし、「建築ガラス」「自動車ガラス」という30年後でも50年後でも使われるであろう商品がそれぞれ売上高構成比の40%以上を占めており(これらが全て樹脂になる未来は私には想像できない)、世界的なシェアのある企業、しかもPBRは0.3前後で株価は最高値の10%以下まで値を下げている。倒産リスクが高いが、売上高比率の40%を占める欧州が安定し、中国でのシェアを伸ばすことができれば今後も成長が期待できるだろう。
旭硝子(5201)
しかし、ガラスは本当ならば旭硝子を買いたい。こちらは日本板硝子とは違い財務が良い。長年経常黒字、純黒字を出している。しかしまだ株価は最高値の30%程度でしかも底堅い。混乱に乗じて300円台まで値を下げる局面があれば間違いなく買うべき。
(8/26に記入)
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