2013年3月14日木曜日

パナマックス市況上昇基調/南米穀物出荷増。太平洋1万ドル強

日本海事新聞 2012年3月14日(火)
 7万重量トン級パナマックスバルカーのスポット市況が上昇局面に入っている。ブラジル、アルゼンチンの南米産穀物が出荷シーズンに入り、太平洋から南米に向かうバラスト航海が増加。結果として太平洋の船腹需給が引き締まり、日建て1万ドル強での成約が相次いでいる。新造船の竣工増でパナマックス市況は年明けから主要航路平均5000-6000ドルに低迷していたが、2月上旬から1カ月間にわたり続伸。今後の見通しをめぐっては、南米穀物が出荷最盛期を迎える4月に向けてもう一段の上昇が期待できそうだ。

 今頃「パナマックス市況上昇基調」なんて記事を海事新聞でみかけたけど、パナマックス運賃はもう1ヶ月以上連騰しています。2月6日から連騰が始まり、一度も下げずに今日まで26連騰で40%近く上昇してます。パナマックスの運賃を押し上げる要因は主に石炭と穀物の荷動き。記事にある通り今回の運賃上昇の主な理由は南米産穀物の出荷シーズンが近いからですが、例年より上昇開始が1ヶ月くらい早いみたいです。10000ドル台も射程に入ってきましたが、今年も去年に引き続き新造船の供給圧力が強いため、夏には去年以上に落ち込むかもしれません。