2012年8月3日金曜日

メディカル・ケア・サービスの投資判断

メディカル・ケア・サービス2494
・ROEが年々上昇し、30%を超えている。
・自己資本比率を年々積みましている。
・PERは5-6倍と長い間極めて低い水準に保たれている。
 これは恐らく名証セントレックスであることが原因。
 JASDAQや東証ならば今の地合でも9倍程度が妥当。
・東証の上場審査基準から、近日中に上場するだろう。
 「流通株式時価増額10億円」→35億円
 「連結純資産10億円」→25億円
 「直近2年の経常利益総額5億円」→19億円
・ただし平均年収はあらゆる企業の中で最低水準。
・離職率もあらゆる企業の中で最低水準
・従業員数は非常に多く、平均年齢は高い。
・ツクイ vs メディケア で比較すると・・・

 平均年収 389万円 vs 334万円
 平均勤続年数 4.7年 vs 2.3年
 従業員数 8025人 vs 1391人
 平均年齢 39.5歳 vs 42.2歳
・以上から、短期間での成長性は高く、財務状況も良い。キャッシュフローも問題は無い。
 ただし、そのしわ寄せは社員に向かっている可能性も否めない。
 介護社員の定収入は社会問題化しているだけに、現在の財務状況が何十年も続くことはあり得ないのではないか?
 認知症のためのグループホームは今後も需要増が見込まれるが、制度の変更には弱い。
 よって、数年程度の保有には適しており高いパフォーマンスを見込めるが、5年以上の長期に渡る保有には適さない銘柄であると考えられる。

(8/26に記入)