2012年9月20日木曜日

FACTA10月号(9月20日発売)の記事まとめ

白い白鳥に興味のない私にとっては退屈な相場が続くのかと思ったら、日銀による国債買い入れ枠の拡大に対して、少なくとも市場は全否定の反応でしたね。当面はリスクオンの流れになるよと誰かが言っていたけど、どうなるんでしょう…黒い白鳥は来るのでしょうか、来ないのでしょうか。

それはさておき、FACTAの10月号が出ました。他の雑誌の記事はそんなに気にしてませんが、FACTAは時々鋭い切り口で個別銘柄を槍玉に挙げるので読むようにしています。実際、FACTA関連銘柄の株価がその後低迷することも珍しくないですし…。今回はFACTA10月号の気になった記事を簡単に紹介します。

1.調剤薬局バブル
http://facta.co.jp/article/201210013.html
 医者の給料が下がり、製薬会社も特許切れで存亡の危機にあり、医薬品卸は業界再編で4社に集約されてなお営業利益率1%割れとなってます。にもかかわらず、調剤大手3社はいずれも過去最高益を更新しているそうです。これは医薬分業により医療費削減を進めようとした政府の政策ミスで、院外処方を優遇することで医療費を肥大化させてしまった官製バブル。こうした歪みはいずれ必ず解消されると思いますが、民主党政権の間は期待できないかな…

2.地銀大倒産時代がくる?
http://facta.co.jp/article/201210030.html
金融円滑化法がいよいよ来年3月で終わります。資金繰りの悪化した中小企業はこの法律の延長延長で死刑判決に猶予期間をもらっていましたが、ついに刑が執行されることになりそうです。地銀は時間切れ前にこの不良債権を「取引先ファンド」に簿価で移し替えようと足掻いてますが、今の地銀の体力を考えるとスタミナ切れになる可能性も?想像すると怖い話です…

3.エース交易がハゲタカに乗っ取られた?
http://facta.co.jp/article/201210019.html
エース交易の創業者で現相談役の榊原秀雄氏が「16億円の財産を社外に流出させる契約」をタイガートラストと結ぼうとしてたとの告発があったそうです。告発者は元社長の牧田栄次氏で、「特別背任にあたる」と指摘したら社長を解任されたとか。要は相場の失敗で作ったエース交易からの7億円の借金を帳消しにしたい榊原氏と、エース交易の100億円を超える純資産に目をつけたタイガートラストの利害が一致したという話しらしいけど…真偽はわかりませんが、全国紙にも関連記事がありましたね。

4.今月のSBI叩き
http://facta.co.jp/article/201210014.html
今月もFACTAでSBIが叩かれてました。今回は、SBIが「ソフトバンク関連会社」を騙って韓国で活動しているという噂。今韓国では貯蓄銀行が相次いで営業停止に追い込まれていますが、記事によれば「現代スイス貯蓄銀行」というところが「ソフトバンク系列投資会社SBIファイナンスの支援を受けるので処分を免れた」と報道されていたとのことです。ソースが朝鮮日報なので、単に朝鮮日報が勘違いしただけじゃないかな…。ところで「現代スイス貯蓄銀行」、ヒュンダイ系列でもなければスイスとも関係ないそうです。ヒュンダイでもスイスでもない「現代スイス貯蓄銀行」がソフトバンク系列じゃないSBIの支援を受けて「ソフトバンク系列だから大丈夫!」とか言ってたら、ちょっと信用できなくてお金を預ける気にはならないです。

5.あおぞら銀行が新銀行東京買収に動いてる?
http://facta.co.jp/article/201210023.html
先月あおぞら銀行が公的資金の超完済計画を発表しましたが、これを実現させるために新銀行東京の繰越欠損金を取り込みたいという話の様です。これは…どうしてもどちらかに賭けろと言われたら、私なら完済計画が失敗する方に賭けます…もちろんそんなよくわからないものに賭たくはありませんが。

6.シャープがあの巨人と資本提携を模索中?
http://facta.co.jp/article/201210026002.html
鴻海というか、テリー・ゴーさんにはしてやられてばかりのシャープですので、ぜひ巻き返して欲しいのですが…時期が延びれば延びるほど苦しくなるシャープと、3月までにお金を振り込めばOKの鴻海。「9月中に交渉をまとめろ!」と銀行に突き上げられているシャープにとっては厳しい交渉を強いられています。ところが、シャープの片山会長があの超大手半導体メーカーとの資本提携交渉を行なっているそうです。これで鴻海を揺さぶれるのでしょうか?でもあの超大手半導体メーカーも、最近はかなりの業績不振だった様な…

7.みずほ銀行
http://facta.co.jp/article/201210011.html
今更ながら、12年3月期に大手4行が処理した為替デリバティブ関連の損失について書かれていました。4行あわせて500億円の内、みずほが300億円と突出してます。完全にカモだったわけですが…この記事を読んで、ああそういえばみずほって、サブプライムの時も最後まで沈没船に乗っててバカにされてたなあということを思い出しました。

他にも面白い記事がたくさんありましたが、今月はこの辺で。