2012年9月17日月曜日

福澤桃介式? お金と資産の増やし方

今月の貯金箱の中味は14,049円でした。マネックスの口座ができたので、カードが届いたら今月はマネックスに入金しようかな(*゚∀゚)

もう何年くらい続けているでしょうか。ワタシは日々小銭をウサギの貯金箱に貯めて、毎月お給料日前後になると開くという儀式を続けています。小さい頃はお手伝いしてもらったつり銭の小銭とか、おこづかいの残りとかを貯金箱に貯めて、月一で銀行に持っていったものです。

元はといえば、父親が豪快な人で家中に小銭を落として歩くのを、母親が拾い回って貯金箱に入れたのが始まりです。小銭の量が増えてくると貯金箱には入りきらなくなり、貯金箱はいつしか缶かんになり、その缶かんもどんどん大きくなって、最後には子供では持てない様な大きさになったのを憶えています。とはいえ、どれだけ小銭が貯まったのかを見せても父の性格は簡単にはなおるわけもなく、その代わりに私が母親の性格を引き継いで、「塵も積もれば」と言いながらせっせと小銭を貯める様になったわけです。

一人暮らしする様になってからは、お金はあると思えばいくらでも使ってしまうので、収入の3分の1はなるべく使いにくい形に(例えば出金しにくい口座に入れたり、株とか時には外貨とかに変えたり)して、残りも日々財布に残った小銭は夜ごと貯金箱に入れるようになりました。平均すると毎晩財布の中に残る小銭の額は500円。家に帰らないとか貯金箱に入れられない日もあって、それでも毎月13,000〜14,000円くらいの小銭が貯金箱に貯まります。一年貯めても16万円ちょっとですが、大事な投資資金の一部です。

福澤諭吉の娘婿で、私が最も敬愛する実業家の福澤桃介は言いました。「金持ちになりたいなら、収入の半分を蓄えて、古い金から使え」と。収入の半分を蓄えろというのはわかります。でも最初にこの言葉を読んだ時、「古い金から使え」という意味がよくわかりませんでした。古い金から使っても使ったお金は無くなってしまうのに、と。

でもしばらく経って読み返して、その意味がようやく理解できました。例えば、ここにある16万円は使ってしまえばすぐに無くなりますが、年率15%で5年間、あるいは年率10%で8年間上手に運用することができれば、5年後、8年後に16万円を使ってもまるまる元手と同じ資産が残るのです。そうやって蓄え投資していけば、使ってよい「古いお金」も資産も次第に増えていきます。

今は10%どころか年率5%で運用することすら難しい時代です。しかし、例えばジム・ロジャーズは「日本株は28年前の水準で明らかに割安だ」と言っています。また、世界の隅々までインターネットの普及した今の時代、必要以上に日本株への投資にこだわる必要もありません。そして10年後、20年後の世界は今よりもっと豊かになっているでしょう。夢のある話ではないですか。今月貯めた14,049円の小銭もその夢の一部だと思うと、貯金箱のウサギの顔が、なぜか誇らしげに見えてくるものです。