2013年2月11日月曜日

ヒュンダイ重工、2012年第4四半期は赤字に転落


日本海事新聞 2012年2月12日(火)

 造船世界最大手・現代重工(韓国)の2012年第4四半期(10-12月期)決算は、純損益が3187億ウォン(約272億円)の赤字に転落した(前年同期は713億ウォンの黒字)。台湾TMTがVLOC(超大型鉱石船)4隻の船価を払わず、転売せざるを得なかったことなどが響いたようだ。

  ・・・とはいえ、「TMTのせいだ!」とばかりもいえない状況のようです。ヒュンダイ重工は韓国のライバル造船業者や日本の造船各社と比較して不採算船の受注残に占める割合が高いとのこと。どうやらリーマン・ショック前の造船活況時に出遅れた影響で、暴落後の受注割合が高くなってしまったようです。こんな時期に限ってウォン高が進んでいるわけですから、ヒュンダイ重工にとっては弱り目に祟り目、運が悪いとしか言いようがありません。