日本海事新聞 2012年1月30日(水)
政府は29日、2013年度予算案を閣議決定した。国土交通関係予算には一般会計で国費総額、前年度比12%増の5兆743億円を計上。海事・港湾両分野などで成長戦略を推し進めていく。(以下略)
日本海事新聞 2012年1月30日(水)
国土交通省港湾局関連予算案では、前年度比6%減の1912億円(全国防災関係経費含む)を計上した。国際コンテナ戦略港湾の機能強化には公共・非公共合計で12%増の400億円が充てられた。一方、国際バルク戦略港湾に関する無利子貸付制度の創設は認められなかった。港湾整備事業は5%減の1732億円。(以下略)
麻生さんが以前からこんなことを言っています。
「コンテナ船は大きくなっているのに日本の一級港湾の水深が14メートルというのは不合理だ。水深18メートルにすれば深圳やシンガポールでの積み替えが不要になってコストも下がる。」
京浜、阪神の国際コンテナ戦略港湾の機能強化を推し進める様です。近視眼的にみればそれだけ日本のコンテナ海運は国際的な競争にさらされるわけですが、結果的に海上物流の活性化をもたらすのではないでしょうか。これまで日本の成長戦略は保護的な個別最適化によって「合成の誤謬」に陥ってた嫌いがありますが、本当の成長を取り戻すには、そういった非合理や不条理は排していかなければいけませんね。