2013年1月30日水曜日

大宇造船海洋、12年受注額は3%増で目標達成も純利益は82%減

日本海事新聞 2012年1月30日(水)
 大宇造船海洋は28日、2012年1-12月期業績を韓国取引所に告示した。売上高は前期比3%増の12兆5654億ウォンとわずかに増えた半面、営業利益が55%減の4516億ウォン、純利益は82%減の1370億ウォンと大幅に落ち込んだ。投資有価証券評価損計上、貸倒引当金積み増しなどが損益に影響したとみられる。(以下略)

評価損の理由や貸倒れの可能性について詳しくは記載されていませんが、韓国の造船業界も苦戦しているようで、大宇造船海洋は大手三社で唯一の12年受注目標の達成みたいです。特に一般商船部門の落ち込みは嫌儲で、大宇も8割減と苦しんでいます。既に付加価値の高い海洋プラントへのシフトを試みてますが、日本と比較すれば圧倒的な技術不足は否めない上に、中国造船業界も海洋プラント建造に興味を示しているので、韓国造船業界は1985年前後の日本の様な造船不況に突入する可能性もあるのではないでしょうか。