日本海事新聞 2012年1月16日(水)
韓国主要造船10社の2013年総受注目標額が588億ドルとなった。前年目標額と比べ9%増。このうち、現代重工業など大手4社の総受注額のうち約56%を海洋が占め、引き続き受注をけん引するとしている。(以下略)
昨年の造船業界は海洋プラントとLNG船が活況で、今年も引き続き韓国造船各社は造船業は海洋プラントだのみの一年になるようです。ただしこの1年、対ドルで11%のウォン高が進行しており、その間に13%の円安、円/ウォンで見れば22%以上の円安ウォン高でこのまま為替が推移すれば海洋プラントやLNG船の受注はかなりの割合で日本の造船業社に流れるはずで、韓国造船業界はかなりの痛手を被ることになるのではないでしょうか。逆に日本の造船業界はこれを足がかりに造船2014年問題を乗り越える準備をして欲しいものです。