2013年1月15日火曜日

2012年の中国鉄鉱石需要は過去最高、ただしケープサイズの船腹過剰は続く

 中国の2012年の鉄鉱石輸入量は前年比8・4%増でした。これはケープサイズ60隻分の船腹需要増に相当しますが、この一年でケープサイズバルカーの供給が150隻増えてることを考えると、まだまだ船腹過剰は続きそうです。
 大豆は11・2%増、穀物・穀物粉は160%増とハンディサイズはかなり堅調な荷動きです。船腹供給も鈍化したので、いずれ不遇のハンディサイズは持ち直すのではないでしょうか。一方、原木は10・5%、鋼材は12・3%減と、中国の不動産バブルは不動産投資規制で消滅したと考えて良いでしょう。逆にいえば、ここから10年以内が中国投資にとって一番危ない、そして一番妙味のある投資タイミングになるのではないでしょうか。